3日目 アムステルダム→リッセ→ハーグ→デルフト



2日目は盛り沢山の内容でした、写真がありませんが、アンネフランクの隠れ家に行く前に、ゴッホ国立美術館に寄りました。
当然、ゴッホのコレクションは世界一で、有名な作品を含む200点以上の油彩作品が所蔵されていました。
1時間余りの観覧時間でしたが年代順に展示されているために、その変遷を目で追うことが出来ました。
オランダ時代、パリ時代、アルル時代、サン・レミ時代(療養所)最後のオーブェル・シュル・オワーズまでの10年間で、見事に作風の変わっていく様を、我が目で追うことが出来ました。
中には浮世絵や東海道53次の模写絵もあり、色んな画家の影響を受けながら短い人生を駆け抜けた孤高の天才画家を、またオランダの風景と共に観ることで、ほんの少し近づけたかな・・・という感動がありました。

写真の3枚の作品と中央にパンフレット(日本人の観覧が多いのでしょうか、日本語版が売り切れで英語版)を買いました。
絵は曲がらないように、上の紺色の三角ケースに入れてくれました。(パンフ=7ユーロ、絵1枚=5ユーロ)
それをそのままトランクに入れて持ち帰りました。
印象派が大好きな私は、本当はもっと大きな絵が欲しかったのですが、家で額に入れると更に大きくなるのでこの八つ切りサイズにしました。
また、色んな話してくれたガイドのYさんは、明日も同じコースを回るということで、この日でお別れしました。

3日目は、”花のオランダ”見学です。
その前に予期せぬ出来事が起こりました・・・(¨;)
私達34名のツァーのうち、3人分のトランクがなくなってしまったのです。
ポーターさんがトランクをバスまで運んでくれるというので、私達は朝トランクを部屋の前に出して食堂に行きました。
その後、添乗員さんが「荷物の数が足らないので、各自確認して欲しい、私のもない」と言われ、確認したものからバスに運び入れました。
私達は6階の部屋でしたが、5階部屋の3つが無くなったようです。
この時点では他のバスへの積み込み間違いでは?という考えもあり、取りあえず私達をキューケンホフ公園に送り、添乗員さんとバスの運転手さんで戻り探すということで出発しました。

キューケンホフ公園(リッセ)


アムステルダム南西のリッセにある巨大な花のテーマパークです。
キューケンとは台所、ホフは畑と言う意味で、元伯爵夫人のキッチンガーデンだったそうです。
320万uの敷地に森があるというか、森そのものが公園というイメージで、600万株以上の植物が植えられているそうです。
2時間30分の自由散策です、花に説明はいりませんね、御覧下さい。(笑)





チューリップは4月中旬が最盛期だそうです。
ただこの公園の開演期間(今年3/25〜5/20)までは、マルチプランニング法という独自の
栽培法で同じ場所に3度咲くように植えつけられているそうです。





これは石楠花です。
透ける様な花が綺麗でした。
        湖には沢山の白鳥が泳いでいました。

園内のほぼ真ん中にある温室では、数えきれないほどのユリの花が展示されていました。
顔よりも大きな花、背丈よりも高い茎と強い香りに酔 うほどでした。(笑)

とにかく、日本と植え方が違うのは、花の数の違いですね、びっしり一面に植え付けるという感じです。
でもそれがここの森や川の雰囲気にも合っているのです、景色が違えば文化も違うということですね。(笑)
それにしても花殻はまったく見えませんでしたから、こまめに手入れをしているということです。
私達は開園と同時に入りましたが、その時職員の方が作業着に木靴(さすがオランダ)を履いて引き上げて来るのに出会いました。
きっと早朝、終園後と手入れに余念がないのでしょうね、私達が訪れたのは15日でしたからこれが20日で閉園というのは惜しい気がしました。
最高の時を見せる、だからこそ美しい景色ということでしょうか・・・。


ハーグとデルフト



オランダではアムステルダムが産業、観光の中心地なら、第3の都市ハーグは行政の中心地です。 
車窓からノールダインデ宮殿(女王の執務室)を見学しました。各国大使館もありました。

       
この写真は13世紀にポーランド伯の居城として建てられ、
今は国会議事堂、外務省、総理府などが入り、
政治の中心として使われています。
池越しの広場の中心にある騎士の館といわれるビネンホフ(国会議事堂)は、毎年9月の国会の開会式での外国元首の歓迎式が行われるそうです。
真っ青に澄み切った空に、飛行機雲が幾筋も出来ていました。
その傍らには、美しい古典式洋式建築といわれる
マウリッツハウス王立美術館があります。
17世紀オランダ絵画を中心とした数々の作品が観られます。
レンブラントの「トゥルプ博士の解剖学講義」やフェルメール の「青いターバンの少女」「デルフト眺望」等
その「青いターバンの少女」の作品を観ることが出来ました。
実物はもう少し綺麗な青だったと思います。
フラッシュを点けなければ撮影可能といわれ、写したものです。
素敵な絵ですね!
1899年に第1回平和会議がハーグで開かれたのをきっかけに国際連盟による世界平和を目的とする国際司法裁判所、いわゆるPeasePalace(平和宮)です。
逆光ですが、見事なゴシック建築です。
また、この4月に門の脇に”平和の灯”が作られたのを見てきました。
円窓の下のほうに、赤い灯が見えています。
デルフトへ行き、デルフト焼き工房を見学しました。
独特のデルフトブルーが綺麗ですね。
17世紀に東インド会社から輸入された中国や日本の陶器を元にデルフト独特の手法を生み出していったそうです。
何百年も受け継がれた伝統技術で陶器を作り続けているのは、現在では2工房だけと言われています。
その一つのデ・ボーレス・フレスを見学しました。
創業1653年ロイヤルの冠を持つ老舗だそうです。
レンブラントの夜警を原寸大で描いた大作がありました。
大きなタイルのように焼いて繋いだものです。
←これが本物の証で、作品の裏に描かれるそうです。
またこちらのトイレの便器がデルフト焼きで出来ている高価なもので、記念に座ってきました。(笑)
もう一つオランダ産まれの人気者がありました〜♪
ユトレヒト出身の絵本作家ディック・ブルーナー氏による絵本です。
グッズ類を見つけました。
ただ日本の様に、ハンカチや文房具にまでなっているわけでなく、あくまでも子供のおもちゃとして置いてありました。
勿論、Tシャツの絵にもなっていました。

食事


結局、朝の事件で、キューケンホフ公園で迎えに来るバスが遅れ、30分近く待ちました。
貴重品抜きの大きなトランクが余分にあればすぐに分かる訳で、遅いということは盗難しかないな?との思いで34名が待ちました。
私達が朝9時前に着いた時はバスは数えるほどでしたが、昼には50台(奥を合わせるともっと)は超えようという数です。
やはりヨーロッパ勢が多いです、イタリア語は良く分かりましたが、あとはインドや中近東、日本の他の旅行会社もありました。
運転手もガイドも居ず、何を立ち尽くしているのか?と言う感じで、皆さん物珍しそうに私達を眺めて通りました。
該当された方達のことを思うと、やり切れませんね・・・、誰もが同じ立場だった訳で、人の出入りの多いアムステルダムでしたから、各自での荷物出しが一番安全ということでしょうね。
ガイドのYさんは、「アムステルダムではカフェはコーヒーを出してくれますが、コーヒーショップというのはマリファナや大麻を販売している店で、この国では合法ですから皆さん、気をつけてください」と言われました。
これも個人の自由と言うか自己責任ということのようです、お国が変われば・・・色々ということですね。
程なく、警察を呼び手続きを取ってきたという若い女性添乗員さんと運転手さん(このツアー全行程参加の優しい紳士です)が登場で、私達迷子の親が見付かったようでした。(笑)
旅行中に、トランクも見つかるといいのですが・・・。

             
朝                              昼・ソーセージ              夜・オランダ料理ヒュースポット


 ロッテルダムのホテル




2004.5 オランダ・ベルギー紀行3日目
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