A 家なき子2 −カムバッ〜〜〜ク!晴海〜〜!−


    概 要

    1995年4月14日〜7月8日日本テレビ(NTV)土曜日9時
    脚本・山崎淳也   企画・野島伸司  プロデュース・佐藤敦
    演出 細野英延、大平太、萩原孝昭
    音楽・千住明   主題歌・「旅人のうた」 中島みゆき
    キャスト・安達祐実(相沢すず) 堂本光一(牧村晴海) 内藤剛志(相沢悟志)
    榎本加奈子(一条絵里花) 中山エミリ(穂村ちほ) 西田彩香(まゆみ)
    草g剛(黒岩剛) 川島なお美(恭子) 萩原流行(氷室)高橋惠子(一条小百合)
    京本政樹 あき竹城 大澄賢也(沢村) 嶋田久作(倉田) 西村晃



まずはじめに・・・・
放映局・時間が日本テレビ・土曜9時枠という特徴を持っていると共に、この土九ド ラマのはしり(家なき子・家なき子2)であり、ジャニーズでは光一君がトップバッターと して、ある意味口火を切った形であり、その後続々とジャニーズ勢の参加となります。
  中でも、キンキはこの土九ドラマの基礎を作ると言っても言い過ぎではないでしょう。
光一君のドラマもこれ以降にも土九としてありますので、簡単に変遷を書いておきま す。

 年  月
94、4〜6    家なき子1
95、4〜6    家なき子2(安達祐実・堂本光一)
95、7〜9    金田一少年の事件簿(堂本剛・ともさかりえ)
95、10〜12  ザ・シェフ(東山紀之)
96、1〜3    銀狼怪奇ファイル(堂本光一・宝生舞)
96、4〜6    透明人間(香取慎吾)
95、7〜9    金田一少年の事件簿2(堂本剛・ともさかりえ)
96、10〜12  聖龍伝説(安達祐実)
97、1〜3    サイコメトラーEiji(松岡昌宏)
97、4〜6    FIVE(ともさかりえ)
97、7〜9    D×D(長瀬智也・岡田准一)
97、10〜12  僕らの勇気未満都市(堂本光一・堂本剛・宝生舞)
以降キンキのみ・・(ジャニーズお仲間沢山につきカット)
98、7〜9    ハルモニア(堂本光一)
99、1〜3    君がいた未来のために(堂本剛)
00、1〜3    向井荒太の動物日記(堂本剛)

ちなみに十代の彼等が主役以前のドラマとしては「池中玄太80キロ」(西田敏行)や 「外科医有森冴子」(三田佳子)等のドラマの時間帯でした。勿論「家なき子」の成功が大 きかったのでしょう。
尚、女性陣の名前を何故挙げたかは、感のいい方は〜お分かりですよね〜。
そうです!あの特番ですよ〜(笑)土九同窓会!(正式題名は忘れましたが)の面々で す。
ちなみに、晴海に抱かれたあの犬(リュウ)も登場でしたね〜、しかし当時は光一君 には懐かなかったとか!?これは動物好きの彼には不思議ですね?・・・それとも、リュウは 凄いヤキモチ焼きだったのでしょうか〜(笑)

この作品は前回の「人間・失格」で書きました様に、野島伸司氏企画作品で、大ヒッ ト「家なき子」(平均視聴率24.7%最終回は驚異的な37.2%)のちょうど1年後の作 品です。
この年の正月用映画としても劇場版「家なき子」にも光一君は主役(相手役)として 参加し、サーカス少年として運動神経抜群の技を披露していますよね〜。
これらの作品に共通しているのはレトロ〜!ですね。(笑)(前作はちょっと違うか も・・)
佐藤敦P自身もアニメの名作劇場「フランダースの犬」みたいなものをはじめたかっ たと述べられていますし、野島さん自身は家がないから「家なき子」とタイトルを付けたとい うことですが、まさに、私には「家なき子」(主人公レミ)にも繋がった精神を感じてしまい ます。
勿論、「アルプスの少女ハイジ」「シンデレラ」等々世界名作物すべて共通項ありで すね〜。
重なる不幸にもめげず、健気に頑張る主人公〜、お涙頂戴場面と分っていても、やっ ぱり泣かされてしまうと・・・言う、要するに古典物です。
誰が今時(’95作ですが)サーカスを舞台に少年少女映画を作るでしょうか?それ こそ私たちの世代の話ではないでしょうか、学校で「子取りが来てサーカスに売られるよ〜」 などと噂が立ったり、大受けした世代は・・(笑)
何しろ、夏休みの野外行事に運動場に木下大サーカスが来て観覧と言う時代でしたか ら〜(笑)
野島さんにもそういう経験があるのかしら〜と思ったものです。
その木下大サーカスに、光ちゃんが出演なんて、嬉しすぎて時代錯誤に陥りました(笑)
で、この古典調ドラマが単なる古典でないのは、主人公の少女が子供でも相当たくま しいというところでしょうか!(笑)これはまた、後ほど語りたいと思います。
まさに全員家なき子で登場、思春期をまるで青春期のごとく描くおませ振りもおかし く、大人の台詞を子供の口を借りて言わせるスパイスも効き〜、こそばゆくもあり、くさい シーンも多くあり恥ずかしくもありますが、それなりにはまれる作品です。
で、私はこの手の娯楽作品は大〜好きであります。。(笑)
昔、夕ご飯と声を掛けられても、手放したくない読み物にも似て、涙流しながらも先 へ進みたくて目をこすりこすり読み続けた貸し本屋の母子物語にも似て、郷愁と懐かしさが香 ります。
又、この世代の同時期の乙女心にタイムスリップ! 中学時代教室の窓から眺めた運 動神経抜群の彼?と、どこか似ているじゃないですか〜?どこがと言われると、ただ何となく ・・・
そう〜制服と髪型かな〜?・・えっ〜当時はほとんどが黒の詰襟(作品は濃紺ですが ね)で、髪型も全員一緒でしょうに〜?(笑)
いいじゃないですか〜、古いものはどんどん美化されて記憶に残るのものですから ね〜。(爆)
しかも、前作同様の主題歌・中島みゆき起用は、もとから年上狙いもしっかり抑えて ありますよね。いや〜、逆にこれが子供用ドラマかと思ってしまうこともしばしでしたよ〜。 (苦笑)
ただし、我が家のチャンネルは当時土曜ワイド系にて、たまにしか見せてもらえず、 後日組みです。
さぁ〜、余談はこれぐらいにして、はじまり〜はじまり〜〜



第1・2・3・回

いきなり、すずのお父さんが車椅子で踏み切りに入りすずが引き戻すという緊迫シー ンから始まり、対比するかのごとく大きなお屋敷での遺言のシーンと画面がクロスされて出て きます。
貧乏と金持ちの対比、会長の遺言で跡取りを一人娘さゆりの娘に譲ると言うことで孫 娘探しが始まるのです。
晴海の登場です・・・王子様がいきなり、しないはずのトイレから登場とは・・・し かも手も洗わずとは・・いえいえ、錯覚を起こしてはなりません〜(笑)、それに、ちょっと 野性的に見せようと塗ったドーランの色が濃くありませんか〜?まあ、よいでしょう〜。
しかし腕は強い強い〜裕次郎並み・・・ボディーだボディーだ、アツパーだと〜〜(爆)
もう〜ひとつ、、話し始めた大阪弁がなんか変?。兵庫県出身の彼が自然に話せば大 阪弁になるはずでは?・・ど〜いう指導をしたのかな?と気になった大阪出身の私でした(笑)
これも、まもなく解消し自然の話し振りになりますから・・・大丈夫。。。
晴海とすずとの出会いは、大いに笑わせてもらいました。中学生が腹痛で妊娠とは・ ・アウトローの世界を渡り歩いてきた晴海の知恵と言うことでしょうか?・・・(笑)

脇を固めるベテラン俳優の誇張された演技が嘘っぽさを大芝居に変えていくのが面白 いですよね〜。
その中にあって子役たちもそれなりに頑張りますからね〜楽しいです。。
とにかく目でも耳でも、貧乏(すずの家庭)と金持ち(一条大財閥)の誇張された対比 が続きます。すずの父親は「金で買えない物はない愛も幸せも金持ちから盗みまくれ〜」と叫 びます。
一方のお屋敷に、出迎えに並ぶお手伝いさんの数は・・・まるで別世界〜〜血統書付 きの犬と雑種の野良犬との違いとな・・・絵里花お嬢様によると。。。(笑)
そ〜ら、屋上での詰襟姿で登場の晴海にドキッ! この制服姿には何故に哀愁が漂う のでしょうか?やはり切な系〜NO1ですね〜〜。
しかし、野外の彼はなぜに、涼しい目元ならぬいつも眩しい目元なのでしょうか?幼 い頃の写真からそうですから、長い睫がありながら・・まあ、これは良いでしょう。(笑)
自然体の演技でも、決めるところは決めてくれます!お墓ですずとの再開の場面から は静かに燃える演技ですよ。。
晴海の生い立ちが語られます、町工場の経営者だった両親が一条会長に追い詰めら れ、自殺に追いやられるのです。燃え盛る自宅の真っ赤な火で、魂が燃え尽き意志をなくし、施 設に引き取られ、中学へ入るまで一言も喋らず。その後、2年前の夕日の赤を見て意志が戻っ たそうです。
それでこの憎しみ、両親に代わって恨みを晴らしたいという、晴海にとっては仇討ち 物語つまり復讐劇なわけですね。そこへ、貧乏に耐え抜いたすずの恨み節とが合致します。。
雨に濡れた後、ドラム缶の焚き火で暖を取る場面は名シーンです・・
晴海は絶えず下からのアングルなのですが・・これまた、良いですよ〜
ぼろぼろ涙流れる晴海に変わって、どっちかというと即行動の姉さん女房型のすず は、晴海の恨み節を聞きながら、燃え盛る薪を肩に当て・・・
「これは、死んだあんたの両親の痛み。。。」
「これは、ばぁばぁの痛み。。。」(前作より・・)
「これは、お父さんの痛み。。。」
「これは、今苦しんでいる人たちの痛み、大震災の焼けあとで頑張っている人達がい るのにぬくぬくとしたベットで寝て札束を数えている悪党どもは許さない!」
「そしてこれは・・・ 」
この行動を見つめる晴海の表情は良いですよ〜己のみの痛みでなく、共感から同志へ と火が付くように変化していく様が見て取れますから〜悟りを拓いたかのように且つ決意を秘 めて・・
「そしてこれはお前の痛みや・・・・・」と晴海が燃えるその薪を素手で握り占めま す〜〜。
そして、例の約束の誓いの握手となるわけです。。。
けどその表情たるや爽やか〜!くさい演技が彼がやるとくさくならないのですよ ね〜。(笑)
野島さんの作品では、「家なき子」の決め台詞が”同情するなら金をくれ!”でした ね、「人間・失格」では、やはり”頭の中に蝿がいる!”でしょうか・・そしてここでは、その 一つが誓いの握手””でしょうね。
早くも、世相を読んで、この年1月に起こった阪神大震災の人々が言葉として表現さ れています。柔軟な対応にセンスが光ります。

晴海の表情はいいですね〜、まさに真骨頂!こういう場面での表情の変化は素晴らし いものをもっていますね。
憎しみに力を入れた目は光を放ちます・・雑誌のカメラマンの松木 氏が「光一くんの場合は、笑うと“笑い目”になって、ガッとカメラのファインダーをに らんだ時は、もう瞳が6角形に開くみたいな(笑)。あれはすごいですよ。」とまさに同感で す。。
普段の目とはまったく違いますから、目力と言われるのもそうですよね。
それともう一つは手の表現ですね〜。「人間・失格」でも保健室での誠から自分の唇 に手を持っていくシーンや、衛に首を絞められそうになり、眠ったまま手を上げるシーンもそう ですが、手だけで素晴らしい演技になっていますよね・・・これは彼のダンスでも言えること なのですが、リズムの取り方、動きだけでも素晴らしい表現力を持っているのに、テレビで アップになった時の映像は、その顔の表情、特に目と手に、まるで催眠術師に操られるがごとく 彼の術に嵌められていきますよね〜〜。(笑)天は彼に二物も三物も与えたのかな〜、ありが とう〜(笑)
ここでも、その目と手が生かされて、印象的なシーンとなりましたね。。

この辺りで、晴海の方はすずにすでに恋心を抱くのでしょうか?
これ以降は、はやくも晴海のすずに対するナイトぶりが随所に見られますよ〜(笑)
すずは以前の知り合いのじゅんに再会し憧れと恋心を芽生えさせます、そこに、跡取 り候補NO.1のお嬢様絵里花に晴海のボクシングジムの先輩黒岩が絡んで3角関係?4角関係? の恋愛物も展開してきます。
更に、孫娘候補としてちほも屋敷に住み込み、劇場版でも登場の まゆみが母に捨てられたとして家政婦として住み込み、お嬢様の忠実な召使として加護を受け 学校にも通います。
まゆみさん〜、待っていました〜〜!!名脇子役ですよね〜〜笑わせていただきます。(爆)
すずとの絡みは最高です・・。民放型おしんかな?、耐え忍び押さえて、怒りを爆発 させるすずに対して、常に激情型ヒステリックにて爆発させたかと思うと、媚媚の平身低頭振 りで、くるりときびすを返しての八方美人振りと・・・大爆笑であります。。いや〜面白い!
じゅんと絵里花が、これまたセリフが棒読み〜ですが一応雰囲気が出ているので良い でしょう。
我らが光一さんは勿論どこ吹く風ならぬ、そよ吹く風〜!! 独自路線で問題な〜し です。
アイドルサービスも満点、剣道にテニスに乗馬、弓道も出てきますよ〜、晴海はオー トバイに乗ってくれます・・16才ですからこの時に免許を取ったのでしょうね。
さらに見ものはボクシングです。(これは又後ほど)又学生服の屋上のシーンも良い ですよ。
そして、出口のドアに寄りかかりすずを待つシーンはシルエットだけで絵になってい ます。

展開の仕方が飽きさせません、復讐劇且つ恋愛物として進むかと思ったところで殺人 事件です。
これで犯人探しも加わりましたからね〜〜、勿論、孫娘も探しています。。
この屋敷は呪われているの落書きの後、絵里花の母親が殺され、ちほによる証言で疑 いがすずに掛かります。まもなく釈放されますが、お金を巡る大人の汚い世界も見えれば・・ 子供世界にも波紋が・・。
ちほとすずは仲違い、更にあの手この手で女王様気取りの絵里花は何としても自分の 方を向かせたい晴海がすずを思っていることを知り、一層すずへのいじめに拍車が掛かりま す。
このドラマの特徴的な台詞回しとして、誓いの握手以外に、この絵里花お嬢様のすず への対比(金持ちと貧乏の)があげられるでしょうね。
「私が白鳥なら、あなたはゴミ箱をあさるカラス」「私が輝くダイヤモンドなら、あ なたは道ばたでけられるただの石」「私がフランス料理なら、あなたはねこまんま」・・・爆笑 です。
テニスコートに雨の中に登場する晴海も切れ長の目に、憂いを帯びてお勧めですよ・・・
勿論自転車の二人乗りのシーンも・・晴海の親もお金もない貧しい暮らしながらも、 暗さを跳ね返すバイタリティーとユーモアーを明るさに変えるエネルギーもあり、あっけらか んと世を渡る姿にも、すず共通のたくましさを感じます。
もっともすずは晴海の助けも断り、人の助けは受けないと格段のたくましさです。前 作から鍛えられていますから〜〜。故に、父親がハイエナなのでしょうか??(笑)



第4・5・6・回

この4話から大きく話が展開します。まず問題の車椅子の父親が動き始めます。とい うか、もともと立つことも歩くことも出来るわけで、自分は働かずして、子から絞り上げよう とします、それが子としての役目と言わんばかりに。。
陰になり日向になりすずを見守ってきた晴海ですが、一向に通じることもなく身勝手 を繰り返す父親に対し、それを知らずひたむきなすずに、見るに見かねて真の姿を伝えます。
このラーメン屋から夜の街を二人で歩くシーンに、晴海の優しさが滲んでいます よ〜。雨のシーンもいいですよ、目が光ります。。本当に雨が似合います・・彼を見ると思わず、 濡らしたい発言を思い出してしまいますが、これは女性プロデユーサー(未満都市の櫨山P) の発言でしたね・・。
その真の父の姿を見たすずは、母の愛も忘れ、自分を騙し続けたことを知り「親でも なけりゃ子でもない」「ちくしょう〜」と嘆きます。。晴海は優しく「一緒に暮らそう〜」と言 うのです。
ここから、おままごとのようですが、可愛いシーンが続きますよ、手ぬぐい片手 に〜〜♪ですから・・晴海の笑顔が暖かく、可愛くて、優しくて、大事にしたい生活が良くわかりま す〜〜
「俺がお前を守る・・私があなたを守る・・死ぬ時は一緒だ〜」と誓いの握手です。。
本来、年齢がいっていれば、親元を離れて、彼と新生活で充分OKなのですからね・・・
ただこの父親が説明に窮するほどの自分勝手な奴で・・・次々とすずを窮地に追い込 むのです。
ヤクザ?の罠にはまった父はすずに助けを求め、2日で彼の元を去り、ヤクザから父 を救うために1ヶ月で1億と言うお金を用意しなければいけなくなります。
これが他人であれば去ることが出来るのですよね〜、それが、子としては親を選ぶこ とも出来ない訳で、また、すずは苦労しているだけに人一倍人情が厚く、唯一の肉親となれ ば、どっちが親と言わんばかりに面倒を見ようとして、深みにはまります。
そのセリフや大人も顔負けです。ちょっと載せてみますね〜〜
「貧乏には隠れる屋根もない、雨が降っても差す傘もない、ずぶぬれのままコンク リートの上を彷徨って、気が付いたら元来た道に戻っていて、血に飢えた狼に殴り殺しにされるの が落ちなんだ!」父が見殺しにする気か?と言えば、「どうにもならなかったら私が死んであげ る、二人で一緒にお母さんのところで暮らせる」
こうして、すずにとっては父親はまさに疫病神・・・愛する晴海をその中に巻き込む わけにいかず真意を告げることも出来ず、距離を置くしかないのです。

そこに、自分の欲しいものが手に入らぬものなどあり得ぬと女王様気取りの絵里花に は、すずに心が向いている晴海が許せず・・・というか、ここで一つ不思議なのは何故にこのブ ランド好みのお譲様がお金持ちのお坊ちゃまでなくて、この貧乏晴海でなくてはならないか?と 言うことなのですが・・・いや〜、これはこのまま見守りましょう〜。ひょっとしてひょっとで す〜。(笑)
絵里花は作戦大変更です。。まず、すずがちほの窮地を救ってから親友同志となって いたちほを手懐けます。お金にも,自分の美貌にもなびかぬ晴海には、自家用車通学を自転車通 学やバス通学に変えて、素直で可愛く、いじらしい女心を武器に挑発します。男はやはり弱いの でしょうか? かつての愛の巣にも絵里花は入り込み、プレゼントされたグローブに晴海は喜びま す。すずは誕生祝いに手縫いのトランクスを携えるのですが、傷だらけの指から差し出す事も出 来ず、絵里花に食って掛かると・・晴海には「お前、いつから根性ひん曲がった〜、絵里花のよ うな素直な女のほうがええ。」とまで言われしまいます。。
更に追い討ちを掛けるように、これまで苦楽を共にし、忠実だったリュウにさえ裏切 られます。
全く一人ぼっちのすずが辿り着いたのは不思議な歌声の聞こえる地下室です。ここに 幽閉されている謎の人物は?誰??そしてその世話をやく庭師は・・・
高橋恵子さん演じる独特の存在感が、また中盤のドラマを新鮮にしてくれます。。
「ママに言ってごらん〜」まさにそんな感じですね〜〜柔和な母像として、時には女 神のような柔らかな雰囲気を画面上に醸し出してくれます。。一人ぼっちのすずにとっての唯一つ の拠り所となりますね。。。

父を救うためには会長(大伯父様)にお金を借りるしかないすずは直談判し、お前の 父には1億どころか1円の値打ちもないと言われてしまったのです。その会長が倒れ、緊急の 手術が必要となりますが、人類皆兄弟派?のすずには、その会長の「死んでも自分のために 涙してくれる人はいない」に心騒ぐ思いでいます。。その時に、絵里花が是非に紹介したい 人として晴海を連れて現れます。
両親の敵、何としても二人の墓に土下座させたいその老人の弱りきった姿を眺めるこ の瞳!!
悲しい〜ではありませんか!!何をや言わん〜、何をや語らん〜と、その瞳は何を凝 視しているのでしょうか?その濡れた瞳は、そのままこの手で殺してしまいたいのか?それ とも、燃える怒りを逆に殺してしまったのでしょうか?・・・
まるで、フランス人形の瞳のようではないですか〜〜!ま〜るいガラス玉のようで、 何世紀も人々と共に時代を超え、静かに微笑みと悲しみと怒りを湛えた悠久の光りを放つ瞳の ようですね〜〜。
このような瞳を持った人は光一君以外にはいないと思っている私です〜。。(熱い熱 い〜〜)

手の負えない病気とオペと言ったら〜、もう〜この人以外にはいないでしょう〜。お 分かりでしょう〜、すずとは切っても切れない関係の黒崎先生ですよね。どこからともなく現 れて〜、超人的な仕事をして・・・どこかへと去って行く。すずにはなくてはならないお助 けマンですよ。(笑)
病人を救いたいと言うすずに「あのまま苦しみぬいて死ねばよい」と言う晴海。。す ずは「年寄りが死ぬ事が復讐か!」と食って掛かります。「人が死ぬのは例え悪党でも悲しい ・・。」
両親を失くしている晴海は、分かりが早いですね〜。必死になって黒崎先生を探し、 説得し、すずに協力をします。失くした片腕の変わりに、すずがそれこそ片腕(左手)となって 手術は成功します。やはり黒崎先生はすずにとって心強いお助けマンでしたね〜。

卑劣にも自分だけ逃げて捕まった父親を連れ戻すために、氷室と対決したすずは言い ます、「あんたたちは間違えている。人間が社会のためにあるのじゃない、社会が人間のた めにあるんだよ!みんな誰かを必要としている、みんな誰かに必要とされて生きているん だ。人は生きているだけで価値があるんだよ。。。」はい、聞いた事のあるセリフですよね・ ・
「人間・失格」で、千尋が言いましたよね。。こんなに繰り返し出てくるのですか ら、これは野島さん自身が言いたいことなのでしょう。
それに対し氷室は「私は金は必要です、人間は裏切るけれど、金は裏切らない!!」 更にすずは、「私もそう思っていた、少し前まで・・、でも、友達やお母さんが死ぬと悲し いんだ、一円もなくていいから、助かって欲しいと思った。人間は金なんかに負けない!負け るものか〜〜!!」と。。
このドラマのど真ん中6話で、裏切るのは金か?人間か?と、更なる問題提起となり ました。
それはこのドラマのテーマでもあるのでしょうから・・



第7・8・9回

さあ、こちらも中盤戦、テンポ良くいきましょう〜。
懐かしくビデオを見ていると、ストリーばかりを追いかけてしまっていけません。。
晴海を中心に追いたいと思います。
お待たせしました〜。インターハイが近づいて、ボクシングシーンがたっぷり見れますよ。
地区の代表を決めるための予選も順調に勝ち進みます。ボクシングシーンも光一君は 顔が小さいので、全体のバランスがいいですよね、。しかも顔が良いので、まるで劇画の ようです〜。トレーニングウエアの姿も可愛くて、「天街」の達郎と比べてもまだまだ少 年ですよね。
落ち込むすずに晴海はこんなに明るく近づきます。「何たそがれてんのや?」すずに 「無神経が服着て歩いてる」と言われ・・「裸で歩いてると捕まってしまうからな〜」その 笑顔が優しいですよね〜。
で、学生服の後ろポケットに手を入れての登場で、またその姿が似合います。木蔭の 端正なお顔にも、こちらが胸キュンですよ。その時に、すずの盾になり、晴海は左腕に矢を 受けてしまいます。
この辺りから、学生服が夏服に変わります〜〜。それがまた良いのですよ〜、崩した シャツの衿に引っ掛けたタイ・・これまた、抜群に可憐?で、胸キュンキュン!なのです よ。(笑)
インターハイに優勝してプロのボクサーになる夢に、傷ついた左腕が影を落とすので しょうか?
晴海は「この前の話しやけど、婚約しよう〜」しかし素直に「けど財産目当てかも知 れよ〜。」
と険しい顔で付け加えます。敵もさるもの「財産も私の一部よ〜」ですからね・・。(笑)
べったり晴海に付き添う絵里花、以前から恋心を抱いている黒岩先輩が、戦意喪失? の晴海と決着をつけると連れ出します。
それが、例のあの川原の劇画チックな決闘シーンですね。燃え盛る火の輪の中、本当 の先輩と対決です。(笑)Tシャツが綺麗な身体の線を写し出し、後姿の肩幅のある背中もい いですよ〜。

一条財閥のビルで、後継者の婚約者として木崎の説明を聞く晴海は、まさに若御曹司 の風格です。
白いブレザーが良く似合いますよね。聞き入る晴海の綺麗な均等三分割の横顔、 白と黒がくっきり際立つ瞳です。そして、さっそうと風切って退散、あー、ひれ伏しまし たぁーー。
晴海よ〜、権力の味はいかに〜〜??(笑)
おままごともここまで来てしまうのですね。二人の婚約式で、手を取って登場の絵 里花は勝ち誇ったように、そして晴海はただ一点を見詰めます。その先にあるものは・・すず の眼ですね。。何を訴えているのでしょうか?思い起こすは誓いの握手でしょうか?それと も、一人で野良犬””脱出の懺悔でしょうか?私にはまるで、止めるなら今!今なら引き戻せ る!言ってくれと言わんばかりに映ります・・・そこを花嫁がぐいっと晴海の顔を持って自ら、口づけ?です。。あぁ〜女性上位かな !!あ、花嫁でなくて婚約者でしたね・・・(笑)錯覚を起こします。
勿論すずは忘れていませんよ、誓いの握手を・・「お前まで金に負けるのか?目を覚 ませよ!」と、で、晴海の頬にビンタです。うん、女性は強いですね。(笑)

人間は金に負ける派の氷室に仕掛けられた罠にはまり、父は、人間は金に勝つと言い 切る我が娘すずを自らの手で殺そうとします。これを知った晴海はやっと、目が覚めます。。
父のピストルに打たれたすずは岸壁から海へと落ち、ようやく辿り着いた晴海は父に 「どこへやった〜」と掴みかかり、海上でセーラー服の衿を見つけるや「嘘やーーー」と叫び 膝を付き愕然とします。
このシーンのカメラの角度が、余りにも「人間・失格」の留加の時に似ているので、 また大事なものを失ってしまうのかと・・・ドキドキしますよね。。



第10・11・12回

大丈夫、ここですずが死んだらドラマは終わりですからね。そこのところを晴海が開口一 番、明るく言ってくれます。
「やっぱりしぶといのぉ〜雑草ちゅう奴は!お前〜ハルマゲドンが来ても生き残るタ イプやろ、俺もやっぱ、雑草がお似合いや〜」と一条家を追い出されて目が冷めたと言う晴 海〜。すずを救った少年に、晴海の渡したメダルが命を救ったと告げられ、「はぁ、」と驚く晴海 の顔も綺麗ですよ・・・やっぱり誓いの握手は生きていたのかな〜と運命を感じたのかも?心 底心配した顔で、「とにかく助かってよかった。」と。。
そして、そして晴海にとってのもう一人の女性?これが大問題です!絵里花ではあり ません(笑)
このストーリーの展開の面白さはまさにここでしょうね〜〜
文章で言うところの起承転結、この結の部分に来て、おおむねの様相を覆す!これも 一つのドラマの醍醐味ですよね。引っ張りに〜引っ張りました。
ここまで来て、このドラマは父娘物語で終わるのかな〜?と思わせておいての・・大 転換です。
視聴者も知恵?がありますから・・大体キャストを見て予想するわけです。。これだ けの人がこの役で終わるかな?ひょっとして真犯人は??とか考えたり、これも楽し みの一つですよね。。

で、命を狙われるからと、すずと倉田刑事で、幽閉されている美女(勿論さゆりさん です、倉田が恋し、親友に取られ、火の中から救い出した)を晴海の部屋に連れて来ます。
ここから、晴海とさゆりの雰囲気が暖かいのですよね。さゆりの子守唄に晴海も昔を 思い出すように癒されます。。ただインターハイ戦に復帰しているのですが、ハングリー精神 を燃やすには、場違いな雰囲気で・・
この辺の雰囲気がまた抜群なのですよ・・・光一君が前半とガラリと雰囲気を変えて きますからね・・「人間・失格」でも感じたのですが、ドラマの前半と後半は本人もかなり成 長(自然成長も)しているのですよ。少年少女ドラマの特徴でもあるのでしょうが、楽しみでも ありますよね〜。まあ、演じている年代も同世代ですから尚リアルで良いのですが・・・。
内面の成長を描き出してくれるのではまれるのですよね。。それが、また光一演技の 特徴かもと思ってみているのですが・・・

とにかく、大どんでん返しです〜〜!
そう、すずの病室で、雨に濡れて「服乾かさな、風邪引くやろ〜」とその脱いだ晴海 の背中に・・あざが!!それはさゆりと同じ虎に引き裂かれた様なあのあざが!一条家の跡取 りの証拠のあざが!!見ているこちらまで、すずと一緒に驚いてしまいましたよ〜〜
そう〜晴海!という名!何故に、このような女とも取れる紛らわしい名としたのか と、始めは疑問に感じたのですよね〜、ここで、ようやく納得です。跡取りは女だ女だと インプットされ続け・・孫娘探しですからね・・・・それはこの名前の所為でもあったのですね。この 響きが記憶間違いとして男が女へ・・。
さらに、もう一つ、会長(大伯父様)が実は影武者だったのです。本物として影で糸 を引き、且つその一部始終を見守っていたのは庭師の格好をしていたのですよ!!
意味深ですよね、この本人一条会長(庭師)が絶えず、呪われた血と騒ぐわけですか ら・・・。
それに、絵里花が何ゆえに、この貧乏晴海に執着するのか?見抜いていたのでしょう か?それなら見る目があるということですがね・・・女の鋭い勘でしょうか? それはわかりませんが(笑)
ウエイトを落とすため血を抜こうとするシーンでは、大写しのアップが綺麗です ね。。絵のようです。
見事にこの辺から〜、ソフトフォーカスが掛かったように、麗しい表情ですよ。。髪 も伸びましたしね。
そして後半の一押しシーンです。
リュウの子の命名シーンですね〜。竜の子だから虎で「昔から竜虎合い塗(まみ)れ る」だそうです。親子で塗れてど〜する?とつっ込むすず〜。ほほえましいですね〜、可愛い です。。
そして、自分の子の名は??と決勝が終わったら結婚しようと・・温かい家庭の憧れ を話します。
さらに愛の告白と誓いの握手は暖かくも切なくもあり、じーんとするシーンですよ ね。
晴海が優しく、麗しく、且つ儚げなのですよ・・・。捕まえていないとどこかへ行き そうな雰囲気です。そして、今度こそ、幸せは捕まえられるのかな?
まだ、晴海は自分の出生の秘密を知りません、すずのみ、庭師から呪われた血の秘密 を吹き込まれ晴海の運命に涙するのです。

倉田刑事に晴海は一条家の娘さゆりの一人息子であること、一番の後継者として命を 狙われることを告げますが、晴海は驚きません。一条家の金はいらない、さゆりを守り、すず とともに家族として暮らすことを決意していたからです。
試合前の決勝と、すずの心臓の手術が終わったら、「家族になろう〜」とすずと話し ます。
「家族になろう〜」は暖かい言葉ですね〜。そう〜、このドラマの家なき子たちは、 まさにこの言葉を求め続けます。

氷室=木崎は何としても己の信条「金は人間に勝つ」の実践のためにも手術に必要な 血液を盗み、すずを殺そうとし、一条家後継者の晴海には黒岩を使ってリング上で殺させよう とします。
父のために喜んで命を投げ出すすずに、ようやく目の覚めた父は、木崎に「親は子供 のためなら命をどぶに捨てることもできる」と自分の命が枯れ尽きるまで血液を病院に届けよ うとします。
その後を受け継いだリュウが届け、やってきましたお助けマン、黒崎先生登場です!
「すずは自らの意志で生きる力に溢れている希望だ」死なすわけには行かぬ・・と助 けます。
そしてリング上で倒れた晴海は九死に一生を得ます。
連続殺人の真犯人はちほです。血染めのMはママの復讐!金のために母を捨て死に追 い込んだ氷室=木崎親子(家族)を狙ったものでした。氷室も彼女の手で殺されました。
そして、それを利用していた者はそれこそ金の亡者、一条会長(庭師)だったのです。
晴海はさゆりと庶民の男に出来た子として生まれながらにして命を狙われるという運 命と告げられ、すずと共に柱に縛られ火をつけられます。リュウの子虎に窮地を救われます。
この最終回のすべての謎解きは、ちょっと忙しいです。。急〜急〜展開です。。(笑)

火の回った屋敷に、晴海は座敷牢にいる母を救おうと一人取り残されます。何故にすず は行かせてしまったのでしょうか??離しては駄目〜、明日の家族のためにも・・・・(涙)
その燃え盛る真赤な炎をみて、さらに「晴海〜〜〜!」と叫ぶすずの声に、さゆりは あの日を思い出すのです。倉田に一人助け出され、炎の中にいると思い叫んだ自分を!!その 名は「晴海〜〜!!」そうです、この火に、記憶をなくしたその日を思い出したのです。晴海 と同じようにね。。
即、わが息子、愛する晴海を追ってさゆりは火の中に飛び込みます。。その我が子を 追って父も火の中に飛び込みます。そして、晴海は一条泰造その人が父だったのですね。呪わ れた血の秘密です。晴海こそが一条家の真の後継者と言ったその時が、一条泰造の最後でした。。
母の膝の上で、気が付いた晴海は「これが運命や、生まれた時からの・・」「はる み〜」と母が・・・「母さん、まるで俺、夢の中にいるようや〜、母さんが俺のこと息子やって 思い出してくれて・・ずっと夢みていたんや、こうして母さん膝の上で静かに眠るんを・・」 と、この最後になって母との真のご対面です。
何度「母さん」と呼べたのでしょうか?ようやく記憶の戻った母も何度「はるみ」と呼 べたでしょうか?(涙)
それはそれは綺麗な晴海の顔なのですよ〜、目がきらきらと輝きます、歯も輝を放ち ます。。。
そう〜瞳だけではありません・・その口も鼻も(ええ鼻の穴も)悠久の美を湛えて いるようです。
そして気品高く・・・。
「すず約束を守れんでごめんな、すずにはもっといい男がお前を守るために現れてく れるよ〜」
すずも叫べども、晴海は遠く・・・・そう〜、もう一つの母子物語ですね〜。。

も〜、究極の選択は・・・母だったのかしら・・・(笑)
あ〜〜、おとことは、こう〜したものか〜〜(SHOCKのハムレット風に嘆いてく ださい〜)
勿論、冗談です・・・。

すずも一人旅立ちます、、いえ、生きとし生けるものすべて繋がっていると、一人で はないと、自分の意志で生きる強い人間です、決して逃げることのない・・・理想像でしょうか ?
そして、思い描くは、母と父とリュウと自分が楽しくはしゃぐ絵です。これが家 族。
すべての家なき子が、お金ではなく、家族または暖かい関係を求めましたね〜〜 そして、虎が加わりました・・・・(笑)

そして、私は一人叫ぶ!!!
晴海〜、カムバック〜〜〜〜  to me



あとがき

この作品は、連続殺人事件というミステリー要素や、後継者の呪われた血などのオド ロオドロしたものがありますが、つまり、「人間・失格」のドラマ考でも、野島作品 にはしばしばこうした際物が描かれると書いたのですが、まさにその部分に当たると思 います。
そうした部分を描きつつも、社会の底辺に位置する持たざる者(大多数)のバイタリティーと明るさもみせてくれましたね。
複雑怪奇ではあるけれども力強さも感じると言う合わさったものが、妙にはめてくれるのかな?という気がしました。

そしてもう一つ、エンドロールで流れる中島みゆきさんの”男には男のふるさとが、女には女のふるさとが・・・”の歌詞にもあるように、男と女の物語でもありましたね。
留加も晴海も結局は母のところに帰っていきました・・・。
最後に、ちょっと俗っぽく、おとことはこうしたものか?と書いてしまったのですが、この野島2作品を見てきて、感じる女性像、男性像があるのですよね。
「家なき子」では高橋恵子さん演じる、まるで女神様のような母像、「人間・失格」では、妖しい魅力の留加の母(衛が「一言許すと言って欲しい」と言いますね)や新見や留加が惚れる、ドジで優しい千尋ですね・・・、(勿論他の野島作品でも感じることですが)また、すずも父子関係が逆転している錯覚さえ感じるほど・・父を許し、父に喜んでピストルに打たれようと手を広げ、微笑む姿はまるで天使のようでした。
そう〜、彼女たちは、すべてを包み込み許そうとするまるで聖母マリアかな?と取れるような描かれ方をしています。野島さんの女性像の特徴ですよね。
そして、おとこのふるさとは女(母かな)と言わんばかりです・・・、女はいつも男を許していなくてはいけないのかしら〜〜〜??(笑)と、思わず、そんなことを感じてしまいました。
では、女にはどこがふるさとなのでしょうか?
おわり

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