8日目・9日目 フリータイム・帰国・番外編

 中央市場
この日最終日は12時半まで自由時間でした。
今回の旅行は夫婦連れが多く、友人同士というのは私達ともう一組だけでしたので、自然とそのグループと食事で同席する事も多く、この日は国会議事堂の見学に行こうということになりました。
その後大通りを通り、最後に来たのがこの中央市場です。
モザイク模様の外観と内部は大きな吹き抜けのある市場です。
1階はファグラやワイン、パプリカ等の特産品や野菜や果物、肉類の豊富な食材が並び、2階にはレースや民芸品など色んなみやげ物品も並ぶ、なんでも揃う楽しい雰囲気の市場でした。

 SPA初体験ゲッレールト温泉

先に、せっかく地元でも有名なホテルに泊まれたので、その紹介です。(笑)
ハンガリーは国土全域から温泉がが噴出している温泉天国で、首都ブタペスト市内には登録されている温泉浴場が32ヶ所、温泉が噴出しているところは128ヶ所もあるそうです。
その中でもっとも有名で、ゲッレールトの丘のふもとに建つのがゲッレールト温泉です。
最高級のホテルはフォーシーズンズホテルをはじめ数多くあるのですが、中高級ランクで現地でもポピュラーだそうです。
日本でもハンガリーの温泉施設としてもっともよく写真で紹介されてます、今回幸運にもそのホテルの泊まる事が出来、その上、宿泊客は温泉を自由に利用できるのです。
1918年創業のアール・ヌーボ様式の建物で歴史と風格があります。

ホテル全景

部屋の窓から見えるゲッレールトの丘の麓
私達は早起きして、朝からSPA初体験です。(笑)
まず貴重品をフロントに預け温泉のチケットをもらって、さっそく探検気分で、しかもガウン姿に着替えてお出掛けです。(笑)
左下写真の階段脇にあるのがエレベータで、これに乗って行くのですが、ガイドさんから名物エレベーターガール?がいるので、ボタンには手を触れないで一切お任せするようにと言う、お達しがありました。(笑)
私達が着いた時には誰もいなく、「どうする?」「入る?」とドアが開いたので入ると、どこからともなく白衣のおばさんが駆けつけてきて即、身振りで「手を触れちゃ駄目よ!」と言わんばかりで、私達も主(ぬし)が来たー、と分かるや、(笑)にっこりと、「お願いします」とご挨拶です。
外国の方の年齢はわかりませんがもう65才以上でしょうか?、若い時にはきっと美人さんで今は風格があります、でもどこで見ていたのでしょうか?(笑)
それでテリトリーなんでしょう、指で「あっち行ってこっちよ。」と指示されましたが、まさに的確でお陰で、ひろいホテルの中、別棟のSPA領域に無事に辿りつくことが出来ました。
左下はエレベーターの入り口のドアで、やはりアール・ヌーヴォー調ですね。
このホテルは廊下も部屋も古くて味があります。
ホテルにあるパンフレットの写真より(本当の色はこんなに鮮やかではありません、もう少しくすんだ感じです)
        
       男性用の広い浴槽
             女性用の浴槽1               屋外の温泉プール
左上は旅行雑誌等でも良く見る写真ですが、この広い宮殿風の浴槽は男性のみで、この脇を通り越し、ガラス窓なので横から見て通りました。
入り口でチケットを渡し、木のロッカーの場所へ行くのですが、この時もどこからともなく白衣の女性が飛んできます、今度の方は若いですが、お金を渡すと、さらしのエプロン掛けのような浴衣とロッカーのキーを渡してくれます。
最近は日本でもスパーガーデンというようなこういう施設が増えましたが、元はといえばヨーロッパのSPAから来たものです。
真ん中の写真は狭いですが女性用浴場で温度が高い方(38℃)です、手前にもう一つ広めの温度の低い(36℃)浴槽があり、最初そこに裸にエプロンという格好で入ります、・・・、水着を用意してくれば良かったと、今頃後悔です。(笑)
温度の高い方へ移動すると、浴槽のふちに寝転んで読書している女性もいます、温まっては読書と、その繰り返しでしょうか。
私達はしばし初体験をすると、ロッカーのキーをもらい着替えて、来た通りに帰ることが出来るかどうか不安を感じながらも無事部屋に辿りつくことが出来、探検終了です。(笑)

 市内見学


ホテルの前の自由橋川向こう右の建物が中央市場です

トラム・使い込んだ感じがします

「ダビンチ・コード」のCMつきです

国会議事堂・側面です
さて、話を元に戻して、市内見学です。
川の向こう側に渡ると国会議事堂行きのトラムの駅があると教えてもらい行きましたが、見あたらず自由橋から川沿いに歩いたほうが早いと思いながら、通りの先をどんどん捜して進みました。
結局通りを散策しながら振り出しに戻ることにしました、途中川沿いに走るトラムを発見、それが橋に掛かると消えてしまうのです。
逆方向から来たトラムもやはり消えました、これも「ダビンチ・コード」の謎か?と言うのは冗談ですが、4人でしばし狐につままれた感じです。(笑)
今度は線路があるはずだから追ってみようということになり、そばへ行ってみるとなんと橋のたもとで地下駅になっていたました。(コンクリートの壁で見えない)
8つの目で見ていて、橋を何度も行ったり来たりしたのに誰も気がつかず、地上にあるはずと思い込んでいたので頭の切り替えが出来ませんでした。
真っ白のエリザベート橋を通り過ぎ、3つ目の駅で降りると国会議事堂でした。
ただその頃には長蛇の列で、速攻でホテルを出たグループを発見しましたが、それでも入場までにはまだまだ時間が掛かりそうだったので、私達は断念しました。
ちなみにその方達はトラムの地下駅はガイドさんの「橋のすぐそば」との同じ説明で、迷わずトラムに乗れたそうです。(笑)
内部は天井や柱に金箔を贅沢に使った豪華な造りで、世界一美しい国会議事堂とか、また歴代ハンガリー王が使った黄金の王冠もあるそうです、またホールの円蓋の高さは96mとハンガリー建国896年の数字に合わせたものだそうです。

ゲッレールトの玄関前は各国の観光客で賑わっています
お昼は、通りでホットドッグを食べ、帰りに中央市場に寄りました。
あらゆる食材があり、その多さに驚きました。
ハンガリ-はパプリカが名産という事で、ここでも何種類ものパプリカのお店がありました。
スープ用の甘いパプリカと、辛いパプリカの2種類を買うのがおすすめだそうで、お土産用にもたくさん買いました。
それと刺繍と、孫へのお土産のつみ木を探して歩きました。
3枚持ってきたデジカメのメモリーも一杯になり、写真も終了です。
全部で540枚ぐらい撮りましたが、持って行ったカメラは自分達が写りたい時だけ使用しました。(笑)
ブダペスト・フェリヘン空港15:45発 マレブ・ハンガリー航空にてパリ・シャルル・ドゴール空港着
20:00発→翌日の14:30日本成田着帰国となりました。


そう言えばウィーン(5日目)で合流した3個の荷物は、シャルル・ドゴール空港で行方不明となり、持ち主の手元に来たとき、トランクが凹んでいたそうです。
空港で、チェコ便に乗り換える際、随分空港内の移動に距離がありましたが、その際に荷物が落ち、行き先不明で日本へ戻ってしまったのではないかと、トランク主のお話でした。
5日間も荷物なしということを考えると、これからは飛行機の手荷物に下着や大きめの袋でも入れていくようですね、誰がそういう目に遭うかはわからないのですから。(貴重品は当然身につけていますが)

お土産(孫用)

チェコで買い損ないましたが、ハンガリーの中央市場で、白木の汽車が見つかりましたので、私の最大(大きさにおいて)のお土産を買いました。
トランクの下、一列にうまく収まりました。
値段は日本円で1300円ぐらいだったと思います。
カラーのおもちゃはザルツブルグで買ったもので、ほぼ同じ値段でした。
絵本はザルッカンマーグートの本屋で買ったものです。
白木は口に入れても安全でよく使ってくれています。(笑)
写真は帰宅してから撮りました。



  番外編(ゲトライデガッセ通りと看板)
これはザルツブルグでの自由時間の時の写真です。
ミラベル庭園にいた頃は雨は上がっていたのですが、モーツアルトの生家前に戻り、自由時間になった頃は本格的に降り出しました。
一番賑やかなゲトライデガッセ通りを行きつ戻りつ面白い看板を撮ってみました。




                            
昔は字の読めない人が多かったので、看板をみて何のお店かわかるようにしました。
                      
Mとあるのは、マクドナルドでしょうか?(笑)これなら、私達でもわかりますから便利です。
             

これは鍵屋でしょう。靴屋、そして楽器や楽譜、CDを扱うお店でした。
            

右端はルイ・ヴィトンとありますね、

                        
                      ちなみにモーツアルトの生家・モーツアルト博物館の下は肉屋でした



 あとがき

長文を読んで頂きましてありがとうございました。
歴史地区が世界遺産という地域を4つも回り、しかもそのうちの3つが首都で、世界遺産の建造物も多く、写真が多くなりました。
また2度と調べなくても良いようにと思うと、色々と書くことも多くなり、また、現地ガイドさんの説明をひたすらメモしてくるのですが、簡単な書き方でも当時は分かっていたことが、時間が経つにつれ記憶が曖昧となり、また調べなおすのに時間が掛かるという具合でした。
当然のことながら、記憶と感動のままにすぐ書くのが一番だと、再認識しました。


参考資料:「ウィーン・プラハ・ブダペスト」まっぷるマガジン 昭文社
       「ウィーン・プラハ・ブダペスト」トラベリーストーリー 昭文社
       「NHK毎日モーツアルト」 日本放送出版協会              2007年4月8日完

 


Czech、 Austria & Hungary   Czech、 Austria & Hungary  Czech、 Austria & Hungary  2006・5・24〜6・1

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